大山 直基 (H.2年度英米学科卒業)

平成2年度英米学科卒業の大山直基です。
一年休学をしましたので、平成元年度の卒業生の方々中に私の事を覚えておられる方がおられるかもしれません。
英米語学科ですが、第二外国語のスペイン語に魅せられ、スペインのグラナダ大学、そしてメキシコのUNAMと一年強、語学留学をした変わり者です。
しかしながら卒業後は米系航空会社に就職し、アメリカどっぷりの20年で、現在も同じ航空会社の営業部におります。
仕事柄アメリカへの出張は多いのですが、英語はもちろん多言語社会のアメリカではスペイン語を使うことも少なくはなく、まだ頭が柔らかい時に、語学、そして異文化コミュニケーションを実につけることができる環境を与えてくれた外大に感謝しております。
日本人でありながらアメリカの立場で日本の組織と交渉することがここ2年ほど多く、自分のアイデンティティーについて考えることが多くなったのですが、Pax mundi per linguasの精神はこういう時に役にたつのかなと、優等生みたく考える今日この頃です。
卒業後外大とは全くつながりをもっていなかったのですが、昨年から縁があり、東京支部の方々とお付き合いさせていただくことになり、今年の交流会の実行委員をやらせていただくこととなりました。
卒業をして20年という節目でもあり、東京におられる卒業生のネットワーキングに少しでもお役に立てれることができればと思います。