引地 正之(S.41年度英米語学科卒)
日本学生海外移住連盟(学移連)OB会西日本支部支部長
私の学生時代は、海外事情研究会に所属して大学の講義よりもクラブ活動を優先して学生生活を過ごした記憶しか残っていないのが心残りです。当時の海外事情研究会は、中南米研究・海外移住・海外研究に興味を持っていた全国の60大学が加盟していた日本学生海外移住連盟(学移連)のメンバーとして学外での他大学との交流・活動を活発に行っていました。4回生になって私は同連盟派遣による第五次南米学生実習調査団として大学を2年間休学してブラジルで実習・調査活動を行い2年遅れて大学を卒業しました。(当時ブラジルまでは移民船に乗船して往復80日の航海でした。)
月日の経過するのは早いもので、卒業以来47年の年月が経過して40年間携わってきた貿易会社での食料品・飼料原料輸入業務勤務を終えて、現在は自宅で飼料原料輸入仲介業を行う傍ら、日本学生海外移住連盟(学移連)OB会の活動を行っております。
学生の時、青春時代をブラジルで過ごした私には、今でも心の片隅にブラジルの想いが残っており、退職後は日本学生海外移住連盟(学移連)OB会の活動の一貫として、学移連OB会や校友会の仲間と滋賀県近江八幡市の日系ブラジル人学校「日本ラチーノ学院」生徒への日本語授業補助活動を行っております。同学院の日系ブラジル人生徒は、日本に住んで居ながら日本語が満足に出来ない生徒が多く、日本語授業補助活動を通じて同学院の生徒が日本語を習得し日本社会と交わり日本での有意義な生活を送れるように希望しております。
学生時代ブラジルで過ごした私や学移連OB会の仲間達にとってブラジルに対する郷愁のようなもの・青春時代ブラジルで過ごした一時期に感謝の念を持って、日系ブラジル人子供達の日本語能力習得に役立ちたいと云う思いでこの様な活動を行い、それに賛同した校友会有志や母校の学生達や地域住民にもボランティアとして活動に参加して戴き、少しずつ支援の輪が広がって来ており嬉しく思っております。
これらの活動は、京都新聞で紹介され、NHKの番組でも学生の活動が放映されました。
今年は、ブラジルでワールドカップが開催され、3年後にはリオデジャネイロオリンピックが開催されるのに伴い、ブラジルが身近に感じられています。私どもの細やかな支援活動がさらに広がり、少しでも日伯友好の懸け橋にならんことを希望しております。