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東京支部事務局編集部によるその時々の首都圏発のニュースです。


首都圏発事務局便り第1号

〜就職戦線を控えて〜 (2011.05.02)


3月11日、東日本を襲った大地震、津波、そして、人災と揶揄され世界からも対応の拙さを指摘されている原発問題は、日本列島に重くのしかかっています。一方で、今年秋以降の本格的な回復を期待し、日本経済は復興に向けてゆっくりとではありますが着実に前を向いて歩み始めています。京都外大生を取巻く就職活動もその影響下、厳しい戦いが予想されます。

先日、日本マクドナルドホールディングスは、2012年春入社の新卒採用から会社説明会を取止め、インターンシップ参加者から選考することを発表しました。三日間のインターンシップで学生の資質を見極め、学生にも会社への理解を深めてもらおうというもので、新たな取り組みとして注目を集めるものと思われます。

この3月には三日間に渡って約30人の学生が参加してのインターンシップが実施されました。学生は社長や部長、課長などに扮した3人の人事部長にビジネスプランを提案するという課題を与えられ、最終日には三日間の成果を発表するというものです。そのため、日本マクドナルドから決算短信や競合他社の概要資料などが配られ、プレゼンのための準備に取り組みます。

三日間のインターンで選ばれた学生は、その後も複数回の面談を受け「会社と学生がお互い理解できた」時点で会社は採用を決めます。採用担当者によると、「プレゼンのレベルは比較しない。日々どのように成長のステップを踏んでいこうとしているのか、学ぶ早さや姿勢、熱意を見る」とのことです。

3月のインターンシップには5000人の応募があったとのことです。日本マクドナルドは、この5000人を書類選考や1日のみの予備インターンシップで400人に絞込み、3日間のインターンシップで選び抜くとのことです。1人の学生にかける時間は従来の10倍以上の70〜80時間をかけて選考に当たります。

今回の新しい採用に至った背景には、同社はこれまで年平均で20回の会社説明会を実施、ネットを通じた応募方法の普及で志望者が急増したものの、入社数年で離職者が増える現象に悩まされてきました。これに対して、7年前から一部で導入したインターンシップによる採用は、従来型の採用で入社した社員に比べ離職率が低いことがわかり、インターンシップ方式の全面採用に踏み切ることとなりました。

大手企業の多くはインターネットや面接のマニュアル本の普及によって、従来型の1時間程度の面接では「印象面接」になりがちで、「意欲や資質をじっくり見極める選考ができない」とのことで、今後、日本マクドナルドの取り組みを追随する企業が多く出てくるものと思われます。

東京支部事務局編集部





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