岡本 美里 (H.19年度 英米語学科卒)

平成19年度 英米語学科卒業、岡本美里です。
「京都外大に編入しよう。」そう決めたのは、二十歳の夏でした。
当時通っていた観光専門学校には提携先の海外のホテルへ就職できるシステムがありました。しかし入学後、そのシステムは二年間の契約社員制で更新もなく、過去の利用者のほとんどが帰国後フリーターとなっていることが判明。私の頭の中は真っ白に。
そんな私を救ってくれたのは、高校時代の恩師でした。先生は私に大学編入という道を教えてくれました。どの大学も募集は若干名という厳しい状況の中、大量の学生を気前よく受け入れていたのが京都外大でした。先生の応援により何とか合格し、私の新しい生活が始まりました。しかし待望のキャンパスライフのスタートは波乱の連続でした。
移行された単位は30単位のみ、編入生のほとんどは内部からの編入で、授業は先生の英語が一言も聞き取れず、家に帰れば慣れない関西のテレビ番組…
とはいえせっかく手にしたチャンスを楽しめないなんてもったいない!!とにかく前向きに日々を送ることに専念しました。すると3カ月も経った頃には大学生活にもすっかり慣れ、まるで入学当初からいたかのような居心地の良さを感じ始めました。教職課程を修了し、部活動にも所属し、卒業年度には卒スタとしてアルバム製作にも携わることができました。京都外大はまるで京都の縮図のようで、一見さんには厳しいけれど、身内にはとてもあたたかい大学だなと感じます。
現在私は、インテリアのメーカーで営業の仕事をしています。英語に携わる機会はほとんどありませんが、大学編入を通じて得た経験が様々な場面で生かされています。これからも臆することなく新しいことに次々とチャレンジしていきたいと思っています。